newmoon_w’s blog

愛する人への想いを綴っています。

私の祖父母

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

私は、祖父母の初孫として生まれ、特に祖父からは溺愛されて育ちました。

中学に進学するまで祖父母と同じ部屋で寝起きし、両親よりも祖父母に可愛がられました。

 

祖父は自分の子たちの子育てには関わることなく、子どもたちから怖がられていたそうで、祖父が私を溺愛する姿を見た父達兄弟は、まるで別人のようだと驚いていたそうです(笑)

小さいながらも会社社長としてバリバリと働いていたある日、病に倒れ半身不随となった祖父。

祖母は入院中には毎日病院に朝から晩まで付き添い、退院中も献身的に介護していました。

私は祖父と手を繋ぐのが大好きだった。痩せてガリガリになっても、力強く握ってくれた手。

ユーモアがあって、人を笑わせるのが大好きで、辛いそぶりは見せなかった祖父。

成人式には、振袖姿をキラキラした瞳で見つめてくれた祖父。

介護生活も10年になろうとしたある日、天国へ旅立ちました。

仕事から急いで駆け付け、最期を看取れてよかった。

 

その数年後、祖母も突然の病に倒れ、あっという間に天国へ。

祖母の最期も看取ることができ、やっと楽になれたねと安心できたところもありました。

壮絶な闘病生活にも弱音を吐かず、立ち向かっていこうとする姿に、祖母の強さを思い知らされました。

若い頃の、嫁いじめ等、辛い話を聞かされることがあったけど、そのどれもが、逃げることなく闘った、祖母の誇らしい勲章のように聞こえていました。

 

 

祖父母から私は、たくましく生きる強さを学び、無償の愛をもらいました。

温かくて懐かしい、でも色褪せることのない確かな記憶。

私も、そんな風に強く生き、無償の愛を誰かに伝えたい。

今、そう思っています。